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Blue Man


午前4時の東京

くたびれた 白いTシャツを 染めてく青

駅へ向かう道中 吹き抜ける風を抱いて


スーツを羽織った 年下の

青年がゆっくりと 歩いてゆく

この手には何も 持つべきものなどなくて

街の陰を 一人彷徨う


重たかった 思い出の鎖 今 引き裂いてゆこう

飛びたかった コバルトブルーに

まだ 解き放ったままの 脱出ポッド


もしも鳥になって 飛べたなら

もしも魚になって 泳げたなら

もしも君になって 僕を救うとしたなら

どんな言葉 かけるのだろう


もう一度 思い出の鎖 今 引きちぎってゆこう

群がった人は サイケデリック

さあ 飛び込んでみよう

遠去かった コバルトブルーに


重たかった 思い出の鎖 今 引き裂いてゆこう

飛びたかった コバルトブルーに

まだ 解き放った心


透き通った ガラスの光に ほら 己を映すよ

飛べなかった コバルトブルーに

また 解き放ったカラの 脱出ポッド

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