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Microscopic Orchestra


色気なんて 分かんないから

どっかのいかれた 指揮者みたいに

髪をなでる um きみは素敵


その毎日 トレモロみたい

休むひまもなく どれほど奇麗に

響けども um すこし辛い


こころ閉ざす ふたりの肩

雲にとける いやらしい夕日

言葉は いらないんだ

もお 感じてるから


話したくないってことも


歩き始めた 街路

イヤホンの中では

ぼくの歩く 振動が

バスドラムみたいに 刻む


これが音楽 なんだ

ぼくを造っていく

ベートーヴェンも 越えれるさ

夕日は沈んでも


あいつマジで 意味分かんない

愚痴のひとつでも つぶやきながら

音量を um 上げていこう


イヤホンを 付けてるだけ

そんなぼくは いじわるだろうか

だけれど 何もしない

もお 察してるから


同情が嫌いなことも


ゆるみ始めた コード

イヤホンの中では

きみの好きな ラヴソング

じわじわと心に 染みる


これが音楽 なんだ

きみにひかれていく

ヘップバンも 越えれるわ

ポケットをつかんだ


それぞれ歩く 街路

イヤホンの中では

それぞれの 人生が

白紙の譜面へと 続く


これが音楽 なんだ

今を造っていく

シューベルトも 越えれるさ

笑いあった帰り道

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