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Passenger


間もなくすれば到着 わざと乗り過ごそう

日差しから逃げるように


もしあの夜君の背を ぎゅっとしていれば

窓際には花が咲いて微笑みを浮かべてたかな

呟くパッセンジャー


流れる景色は段々と深みを増していく

煮え切らない答えが風のように


もう誰一人愛さず 君だけを胸に

生きられたら楽かなんて言ったけど

それじゃあ駄目なんだな


焦れば

飛び乗れた筈のバスの隅 うつむく人の影

足元の荷物にはなりたくない それでも

流れる景色よ段々と愛しさ増していく

戻る事のない幸せが今 雨のように


間もなくすれば終着 泊まる当てもなく

日付けの同じ切符を抱いて離せない

夢を旅してるパッセンジャーだよ

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