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ノスタルジックな夜に立つ


灯りも落ちたハイウェイ 一人車を降りれば

いじめな風が針を突いて さかさまに回した


小さい頃の僕は 何かといつも泣いてた

夜中の赤信号が怖くて 大きな背中を追った


ノスタルジックな夜に立つ 僕の瞳が

遠い未来を滲ませてくれる

そんな事実も僕につく大嘘も

忘れさせてくれる


大きくなっても僕は 心はずっと泣いてた

けれどいくつもの場面がはためき

濡れた声を拭いてくれた


オルタナティヴな明日に差す日の出が

暗い都会を抱きしめてくれる

「よくある事さ」と呟く少年が

僕を叱ってくれる


誰も知らない夏の昼下がり

必死で追いかけた虹色の蝶


ノスタルジックな夜に立つ 僕の瞳が

遠い未来を滲ませてくれる

そんな自分も奥に住む真実も

輝かせてくれる


灯り始めたハイウェイ 笑い 去るよ

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