top of page

恋して雨音


愛しくて 愛しくて

焼きつけたい 瞬間 見つめるけど


砂浜 隔てた 低い堤防 君が切り出す言葉は

波音に掻き消され 少し にやけてた


こうして今日も 暮れていく なんてことない日々が

特別な数字になる


愛しくて 愛しくて

焼きつけたい 瞬間 見つめるけど

ふいに涙 溢れて 映らない

降り出した 君色の雨に 打たれて


時には 口も聞かずに帰る 道の脇には

季節の花や 淡い木漏れ日 いつか 育てたね


そう 思い出に 変わってく どんなに辛い時も

わたし、イエス!と言うから


寂しくて 寂しくて

ひとり歩く 夜空 見上げたなら

ふいに君が 溢れて 止まらない

空一つ 月よりも 優しく 照らして


恋の雨は今でも 降り続いてるから

風を起こして 駆けてく


愛しくて 愛しくて

焼きつけたい 瞬間 見つめるけど

ふいに涙 溢れて 映らない

降り出した 君色の

差し伸べた 手のひらの

降り出した 虹色の雨に 打たれて

Comments


bottom of page