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虹のような人だった


夢が覚めて 動き出す 変わりのないこの日々を

洗うような 通り雨のような出逢い

可笑しいほど びしょ濡れて 不意に見せたその笑顔

恋しているなんて 虹のような人だった


止まないなら 透明な 傘をさして帰ろうよ

逃しちゃいけない色で溢れてる

この世界をくれたから 僕も君にあげたいな

新しい絵の具を 虹のような人だから

真夏の夜の幻だと 笑った

愛しい影、花火の宙

まるでさよならを知らせる鐘の音

強く響き 焦がした

虹のように煌めいて 虹のように消えるなんて

嘘のない 優しさほど胸が痛む

夢が覚めて 振り返る 形のない愛の証

七色の架け橋 明日の空にかかるなら

また歩いてゆけるよ 虹のような人だった

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