青い空の海原へ

あなたに 贈りものがある

どうしても 贈りたいもの

淡いリボンが 溶けだしていく方へ

あなたを あなたを誘うよ

明日の 空に染まっても

会えないね 小さな部屋で

買ったばかりの 半袖のシャツを

引き締め あなたを見つめるよ

窓開けて 青い空の海原へ

言葉さえ いらない距離にある

微笑んで 少しのほを上げて

出航していくんだ

ときどき 夜空の飛行機

追い掛ける ビルの彼方へ

まるでそれは 流れ星のような

あの日の あなたがよぎるから

窓開けて 青い空の海原へ

言葉さえ いらない距離にある

どんな強い 夜風に吹かれても

吹き消せない絵画よ

曇りしか 見えない夜空でも

涙さえ 吹けない夜風でも

きっとどこか 隠れてるひかりを

オールでたぐりよせるよ

そんなひとときを贈るよ